84年にリリースされたマキシシングルの再発盤。YMO解散後どう動くか注目されていた頃に満を持して、あるいは「ポソッ」と出たシングルで、表題曲はキャッチーで今でも好きだ。
当時テイチクに移籍してノンスタンダードとモナドという2つのレーベルを立ち上げるという非常に楽しみな話だったので、面白くなりそうな予感だけはしていた。しかし、その後細野晴臣が骨折するまで続く狂騒は『SFX』以外は左程の成果を残すことなく終了したように映る。還暦間際の完全復帰までは表舞台での活躍はお預けとなるが、その口火を切ったのがこのシングルだとすると感慨もひとしお。結構好きな内容なだけに、うまく歯車がまわらなかったことが悔やまれる。