アンディ・パートリッジのツイートで同時代で好きだったアーティストの名前を答えたものが少し前にありました。ディフォード&ティルブルック(スクイーズですね)、エルヴィス・コステロ、スティング、ジョー・ジャクソンと一緒に名前が挙がっていたのがニール・フィンでした。ニール・フィンって一体誰だ?ということで探してみたら何とクラウデッド・ハウス。あの「Hey Now, Hey Now~」の奴か・・と自らの無知を恥じて手にとったのが87年リリースのこの1stアルバムです。
有名なのは「Don't Dream It's Over」なんですね。これはもうイントロからして風格が異なります。ああ、いい曲ですよね。90年代のビートルズなんて言われていたようですが、要するにその当時で言う今時珍しいメロディ志向のバンド、ということなんでしょう。ニュージーランド出身というのもなかなか渋いですね。
大概の楽曲は80年代の香りが漂っていて耳を通り過ぎていきますが、でも1stにしてはうまい。それまでの活動が結構長かったからということですが、プロデュースにミッチェル・フルームがついているというのも大きいのではないでしょうか。聴きやすくてエヴァーグリーンな感じがします。
ほとんど「Don't Dream It's Over」一曲、といっても過言ではない感覚ですが、その辺りも含めて微笑ましいなあと思います。