ソニー・ロリンズ『Newk's Time』

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57年録音のこちらもハーモニカミッドナイトで紹介された作品。冒頭からマイルスの「Tune Up」で始まるのが嬉しいですね。この曲は自分がマイルスを初めて聴いた『Cookin'』に入っていた曲で、当時を思い出しながら聴くことができました。

 

そもそも本作のドラムはフィリー・ジョー・ジョーンズで、「Blues For Philly Joe」といった楽曲もあるし、フィリー・ジョーと二人で演奏した楽曲も収録されています。ドラム・ソロもたくさん入っていて、まるでフィリー・ジョーに捧げたかのような作品になっています。聴いていて躍動感があってとても嬉しい。

 

やはり自分の場合はマイルスの50年代後半、キング・クリムゾンの80年代、と時代のある時期を起点に聴く範囲を広げていくので、こうした人物や楽曲の関連性が聴く中で出てくるととても嬉しくなってくるんですね。こんな感じで音楽は聴き進めていくもんだと思っています。