ポール・チェンバース『Whims of Chambers』

f:id:tyunne:20200829044846j:plain


ポール・チェンバースの56年録音作品。ちょうどマイルスのクインテットに参加していた頃の作品なので、サックスにはコルトレーン、ドラムにはフィリー・ジョー・ジョーンズが参加しています。ピアノはレッド・ガーランドではなくてホレス・シルヴァーです。こちらもハーモニカミッドナイトで紹介された1枚。

 

ポール・チェンバースは先日『Go』を聴きましたが、そこでのリラックスした演奏よりも録音の古いこちらの作品の方が演奏が締まっていて、自分はこちらの方が好きです。非常に基本的な構成の演奏が多いですが、それがまたいいですよね。時折ギターが参加してくるところも新鮮。

 

ポール・チェンバースはこの時21歳ですって。デビューした頃は19歳だったそうなので、とても早熟した青年だったんだなあ、と認識を新たにしました。神童なんですね神童。