ポール&リンダ・マッカートニー『RAM』

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少し前に紙ジャケの中古をみつけて購入。このタイトルは一向に紙ジャケでの再発もなく多少プレミアがついていたが、あの羊のジャケットが好きなので「えいやっ」と手を伸ばした。

内容は勿論良い。最初に聴いたのはレンタルだったが、随分後になってのことだったように思う。「ポールは最初の2枚」だそうだが、1stは地味すぎてイマイチだった。このアルバムは冒頭の3曲でやられてしまう。「トゥ・メニー・ピープル」の憂いを帯びたイントロから「3レッグス」のテンポが変わるスリル、「ラム」でのウクレレ。家で気楽に録音したかのようなラフさがたまらない。

ここ最近の諸作が非常に初期よりでとってもいいので、やっぱり『RAM』は基本だ。元々「ブラックバード」や「マーサ・マイ・ディア」はギターの練習曲だったりするし、「アイ・ウィル」は名曲だと思っているので、この辺の佳作風が自分にとってツボだったりする。「バンド・オン・ザ・ラン」は再発時に買ってその後売ってしまったりしているので、表のポールはやっぱり合わない。