デヴィッド・シルヴィアン『錬金術』

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85年にカセットのみで発売された作品。1stの『Brilliant Trees』と2ndの『Gone to Earth』の間に位置するタイトルとあって、全面インストとはいえまだポップだ。レイン・トゥリー・クロウにも少し似た風合いをもっていて、余り飽きさせない。

昔Whether Boxというデヴィッド・シルヴィアンのボックスセットが出たことがあって、その装丁が余りに渋そうだったので中古で探して購入したことがあった。でも音がやはり小さくて満足できなかったので、リマスターを待つことにして売ってしまった。その中にこの『錬金術』も入っていたんだが、紙ジャケリマスターの際にはこの作品は外されていたので、買えなかったという訳。実はその前の再発では出ていたが、その時はCCCDだった・・。

正式タイトルの扱いを受けにくいのか、余り重要視されない作品だが、私は非常に好きだ。『Gone to Earth』の2枚目程単調じゃなく、最近の作品程前衛的でもない。『Words With The Shaman』なんかでのドラムが入ってくる瞬間は「おっ」と思わせるカッコ良さを持っている。

カセットもどっかにあるんだよなあ。でも再生機が・・。ラジカセがあるか。ということで聴けないことはない訳だが、やっぱりCDで持っていたかった。ということで中古で800円でした。