サイト通販限定で発売されている昨年のライブ・アルバム。現在金欠でなかなかCDが買えないが、これだけは限定盤なのでお盆明けに買っておいた。78分もあるのでなかなか聴く時間がとれなかったが、やっと聴けた。収録曲は下記の通り。
01. 無防備都市
02. ヴィデオ・ボーイ
03. シリコンボーイ
04. スイマー
05. Come Up
06. ダイナマイトとクールガイ
07. Cool Dynamo、Right on
08. モダーン・ラヴァーズ
09. ニットキャップマン外伝
10. BEATITUDE
11. Who's gonna die First?
12. スカーレットの誓い
13. 青空のマリー
全キャリアに渡って非常にバランスの良い選曲だが、2009年のWORLD HAPPINESSでの演奏を彷彿とさせる、元気のよい演奏だ。2009年は毎月新曲を連続配信し、これもサイト限定でそれらをまとめた『Here we go'round the disc』をリリース。その後、間髪入れずに『Tokyo 7』という精力的な活動を行っていた年だ。この頃の勢いを鈴木慶一は「『マニア・マニエラ』と『青空百景』を作った頃のよう」と表現していたが、還暦前後でこのテンションは本当に凄い。選曲にもそれは現れていて、元気のあるムーンライダーズがよく出ている。
先日の『Tokyo 7 Live』にも言えるが、演奏がことのほかタイトなのはゲスト・ドラマーの存在が大きいように思う。その上で繰り返しライブ活動を行っていたことが2009年の新作の充実度にも大きく貢献している。頭に体が追いついて追い越したような感じ。これは元気をもらえる。
ムーンライダーズの「陽」の側面がクローズ・アップされたとてもいいライブだと思います。
