77年リリースのコステロ1st。収録時間が32分くらいしかありません。1曲1曲が短いなあ。録音も24時間で終了したそうです。
物凄いスピード感かと思ったらそうでもなくて、勢いは2ndの方があるような気がします。それにしても1stで既に完成している感じがしますね。1stというのは得てしてそういうものですが、この成熟度合も半端ではない。ニック・ロウプロデュースとはいえこいつは凄いですね。
バックは後にヒューイ・ルイス＆ザ・ニュースになる人達だそうで、鉄壁の布陣に支えられて時代の後押しもきちんともらってその後35年に渡って疾走し続けている活動の幕開けを飾っています。いい曲が多いですよ。とはいえコステロの場合、真っ当過ぎて耳に残らない感覚もあって、音のバリエーションの割には多彩な感じもしないという不思議な立ち位置でもあります。声も含めてスタンダードになり過ぎてしまったんでしょうか。
あっという間に終わってしまうので、味わっていくのは意外と時間がかかるかもしれません。とりあえず初期は押さえたので聴き込んだ後にライブ盤でも行ってみますか。
