ジュディ・シル『Heart Food』

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アンディ・パートリッジが解説まで書いている73年リリースの2nd。勿論、アンディのイチ推しツイートを見なければ聴くことがなかったアーティストですが、持っている魅力がとても分かりにくくて、かつ何となく心に刺さるものを持っているという不思議な魅力を携えています。この2ndでは確実にその魅力が増していますね。

アンディ同様言葉には表現しにくい魅力ですが、一歩間違えば荘厳になってしまうところを直前で踏みとどまるような、XTCでいえば後期にアンディが自信作と自ら語っていた「Wrapped in Grey」のような雰囲気、とでもいいましょうか。

 

ドラッグ中毒で35歳で亡くなってしまう壮絶な人生を送った人のようですが、残した作品は圧倒的に美しい説得力を持っています。