ナッズ『Todd Sings』

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ナッズの作品群は機を見て探していますが、トッド・ラングレンが歌った未発表バージョンを集めた作品が出ていて、先日たまたま見つけました。以前も目にして気になっていたので、今回満を持して、というほどでもないですが入手した次第。

ナッズの音は本当に『Runt』以前、といった感じで、トッドが歌うと更にその感は増します。習作集と言うにはあまりに煌びやかでメロディアスな、浮遊感のあるいい作品集に聴こえます。

解説が直枝政広でしたが、解説というより思いやスタンスについてエッセイのように綴っている文章で、楽曲の解説はほんの少しだったところに笑ってしまいました。これでいいんです。

しかし、何でナッズでトッドはリードボーカルにならなかったんだろう。だからこその解散なのか。よく事情が分かりませんが、本当に意外な程完成度が高くてトッド寄りの音楽だと再認識しています。