ニュー・オーダー『Technique』

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ニュー・オーダーの89年の作品。ずっと聴こうと思っていましたが、今回やっと手に取りました。もっとバキバキのエレクトロニックかと思っていたら、結構ポップス然としているなあ、というのが第一印象です。

 

ニュー・オーダーの場合、「Blue Monday」の印象が強くて、比較的電子音楽系として捉えられるのが常なんですが、実際はピーター・フックの意向もあってロックの色合いも強い。そして印象的な高い音のベースライン。これが結構音の印象を決定づけてしまっている。

 

その音の傾向はキュアーなんかにも伝染していて、実際に自分の大好きな「Inbetween Days」なんかにも影響は顕著なんですが、この作品ではそこにも言及されていて、「キュアーにコード進行をパクられたから逆にパクリ返す」みたいな話もあるようです。

 

いずれにせよ、結構聴きやすいアルバムだなあ、というのが一聴した後の感想です。