ジェームス・ブラウン『ソウルの革命』

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神が宿っている71年リリースのライブ盤。同年のライブは『ライヴ・イン・パリ’71』でのブーツィー・コリンズをはじめとする鉄壁の布陣での内容に一歩譲るように思う。『Ain't It Funky Now』へのリズムの移り方が失神ものでカッコいいんだよなあ。

マイケル・ジャクソンが亡くなってしまったが、ジェームス・ブラウンももういない訳で、一時代を築いた人がいなくなるのは本当に悲しい。ここにパッケージされているのは当時の強烈な「熱」だが、パーラメントにしろダニー・ハサウェイにしろソウル系のアーティストの会場の熱気は尋常ではない。血が騒いでいるのかな。

本作でのグルーヴはやっぱりパリのライブには敵わずいささか平坦に続いていくような印象を受けるが、当時のスタジオ盤を聴いてもやっぱり強烈なので、我々凡人はひれ伏すしかないだろう。