『FREE SOUL. the classic of DIANA ROSS』

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フリー・ソウルは以前レンタルで何枚か借りて聴いていたが、これで出会ったアーティストも多い。今回はこれもまたKiKiKIRINJIで紹介されたダイアナ・ロスの『One Love In My Lifetime』目当てで購入。いい曲だ。

 

24曲も入っていて凄いボリュームだが楽曲にブレがない。フィル・コリンズもカバーした『You Can't Hurry Love』や高橋幸宏が『音楽殺人』でカバーした『Stop! In The Name of Love』なんかは耳にしていたし、『Baby Love』も聴いたことがある。先日のソウル・ディープでは『Love Child』が印象に残っていた。それにしてもピチカート・ファイヴの元ネタを沢山聴いているようだ。

モータウンベリー・ゴーディの元に毎日のようにやってきた3人娘を高校卒業とともに採用してシュープリームスが出来上がり、ホランド・ドジャー・ホランドに曲をもらってからは快進撃、みたいな話が語られていたが、自分等の世代にとってはたまにビルボードに出てくる演歌風のおばちゃん、というイメージ。この手の人達の偉業を意識するのはDJ文化以降のこととなる。

ドリームガールズ』で再度脚光を浴びてこのコンピレーションも実現したらしいが、とても喜ばしいことでいいものはどんどん掘り起こしていって欲しい。70年代のオリジナル・アルバムはどれもよさそうだが、余り市場に出回っていない、というか再発自体されてないんじゃないかなあ。

ということで初めてまともにダイアナ・ロスと向き合ったが、いいですねえ。もう少しコンパクトに聴いてみたいが、まずは入門ということで78分。お腹一杯です。