ビート・クラブVOL2 1968-1970 Disc 4

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このディスクに収録されている46回目の放送から雰囲気がガラリと変わってくる。まずおねえちゃんの踊りはなし。生演奏も増えてきて、映像の編集もここから前衛的になってくる。次回からはコミカルな司会の奴もクビ、と徹底しており、51回目のカラー化に向けていい意味でも悪い意味でもビートクラブらしくなってくる。

悪い意味でのビートクラブというのはプロコル・ハルムの曲に象徴的なように、演奏シーンの間にインタビューを挟み込んでせっかくの雰囲気を台無しにするものだが、いい面も沢山あってフーの『トミー』に大幅に時間を割く等、番組としてのエゴが前面に出た貴重な映像の連続技がこのあたりから頻出する。

きっかけは何だったんだろう。45回の放送でブライアン・ジョーンズの訃報が告げられ、楽天的な時代が終焉を迎えたことか。あるいはハードロック系のアーティストが多く出演するようになり、以前のビートポップ然とした雰囲気が時代に合わなくなったのか。いずれにしろ番組が締まってきたのは確かだ。ムーヴもハンブル・パイもいいが、ここは変り目の最後に出てきたサンダークラップ・ニューマンを推しておこう。

 

これは本当に美しい曲。以前鈴木さえ子がアンディ・パートリッジと鈴木慶一のプロデュースでアルバムをリリースした際の収録曲でもあり、当時の雰囲気を切り取る貴重な映像だ。