スクリッティ・ポリッティ『Cupid & Psyche '85』

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スクリッティ・ポリッティを聴いたのは坂本龍一サウンドストリートが最初でした。『ウッド・ビーズ』のインパクトは大きかったですね。当時12インチシングルを立て続けにリリースして、何しろ音がいい。PVもピーター・バラカンのポッパーズMTVでよくかかっていて、80年代中期はかなり持っていかれた感じです。

近年ミュージックマガジンの80年代ランキングで上位にランクインされて特集も組まれる等、当時の影響の大きさが可視化されて驚くことしきりですが、こと程左様に支持されていたとは俄に信じ難い。てっきり坂本龍一周辺の出来事かと思っていましたので。とはいえ桑田圭祐なんかも当時影響を語っていたりもしたので、ジワジワと浸透していたのかもしれません。

今聴くと音の80年代風の感触が若干恥ずかしかったりもしますが、何よりこのアルバムはシングル集の意味合いが強くて曲がいいのでたまに聴いても美しいです。グリーンは色男ですし。