ポール・マッカートニー『Flaming Pie』

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97年リリース。『Off The Ground』の次作にあたるんですね。想像通り結構いい。

同月にはレディオヘッドの『OKコンピューター』や電気グルーヴの『A』なんかが発売されている、そんな年です。ビートルズの一連のアンソロジー祭りを経て過去の実績を見直してほとんど一人で作った作品。ジェフ・リンやスティーヴ・ミラー、リンゴ・スターなど必要最低限(とは言っても豪華)な友人達を交えつつ、心地良いメロディを奏でています。『Heaven On A Sunday』が一番好きかな。

原点回帰、と言えば聞こえがいいですが、高橋幸宏の新作にも言えるキャリアを重ねたこその味、といいますか、気楽に好きなことをやっている感じがいい。リンゴのドラムもカッコいいし。この後のポールは色々あったあげくにシンプルな出発点に今のエッセンスと内在する力強さを兼ね備えて復活していく訳です。来日もしますし。

非常に吹っ切れた感じのする良作だと思います。長く聴けそうだな。