カーリー・ジラフ『Thank You For Being A Friend』

f:id:tyunne:20181105163425j:plain

これは思わぬ拾い物をしました。元グレイト3の高桑圭によるカーリー・ジラフの豪華ゲストをボーカルとして迎えたセルフ・カバー集。09年リリースです。

高桑圭を知ったのは高橋幸宏のIn Phaseですが、最初はカーリー・ジラフとしてソロ活動を行っていることすら知りませんでした。従って本作も何となく手にとったくらいでしたが、内容の充実度はかなりのものです。ゲスト・ボーカルはCoccoボニー・ピンク木村カエラCharaラヴ・サイケデリコ安藤裕子など珠玉の面々。スタジオ・ミュージシャンとしてお手伝いしてるんでしょうね。

バンドメンバーは堀江博久や白根賢一といったこちらもIn Phaseの面々で、こうした地道な活動が高橋幸宏の目にも留まったんでしょうし、実際に奏でている音は着実にクオリティが高いもの。この作品ももっと評価されていてもいいと思いますが、そこはインディ・レーベルということでプロモーションも行われなかったのか、少なくとも自分の耳には全く情報が入ってきませんでした。

高橋幸宏と一緒に活動している頃の音に馴染みがあったのでいつかは聴きたいと思っていましたが、思わぬ形で素晴らしい音源に出会うことができました。徐々に他もチェックしていきたいと思います。