ハイ・ラマズ『Here Come The Rattling Trees』

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ハイ・ラマズ5年ぶりの新作。先行して演劇が公演され、そのサウンドトラックとして出されたもののようです。今時変わった趣向だなあ。たった27分しかないのにまずはびっくり。

優しい音が鳴っているのは相変わらず。この温かさといったら・・。しかしこれも一体誰が聴いているんだろう。ここへ来てハイ・ラマズの到達した独特の世界は最早ブライアン・ウィルソン狂を越えて遥か昔の音楽のような突出した柔らかさを手に入れているように思います。油断していると通り過ぎていってしまうような不思議な音楽。

それにしても一時期のキンクスのような設定の分かりにくいバンドになってきましたね。音楽は分かりやすいですが。