エミット・ローズ『ベスト・オブ・エミット・ローズ』

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今月43年ぶりに新作を発表するエミット・ローズのベスト盤を見つけました。今度モンキーズも20年ぶりに新作を出してアンディ・パートリッジが曲を提供しているそうですが、それにしたって43年ぶりというのは何ということか。現役時代はほとんど評価されなかったものが後年再評価されて復活するというのは非常に美しい話です。

このベスト盤は1stの全曲と2nd、3rdからの選曲ということで、これがあったら1st買わなくてもよかったじゃない、と多少悔しくなりましたが、何といっても入手困難な2ndと3rdの曲が聴けるということで即決。値段も中古でお安くなっていました。

やはり2nd『Mirror』の曲がいいですね。これはきっと全曲いいんだろうなあ。

 

3rdの曲は若干勢いが衰えて来ている感がありましたが、それでも70年、71年、72年とコンスタントにたったひとりでビートルズ直系の宅録を成し遂げた功績は大きい。こんなに素晴らしい曲を沢山書いているのに同時代で評価されなかったというのは本当に不思議です。

今度の新作は元ジェリーフィッシュ組やバングルスのスザンナ・ホフス等豪華アーティストが参加しているようなので、例え誰も注目しなくても見逃せません。