リトル・フィートで自分が一番最初に聴いた作品はこれでした。74年リリースの4作目になります。これは最高！
レコードでいえばA面にあたる冒頭からの5曲はいずれも名演で、「Rock And Roll Doctor」から既に卒倒ものです。ローウェル・ジョージのスライド・ギターも冴えまくっていますが、何といってもリズム隊が強力。加えて「Oh Atlanta」ではビル・ペインのピアノも大活躍。「Spanish Moon」のアレンジはヴァン・ダイク・パークス、と非の打ち所がありません。
約34分という短い収録時間ながら濃密な音を届けてくれる何とも秀逸な作品。聴くと元気になるし飽きがこない。これ程幸せな音楽にはそうそう出会えるものではありません。
