ラジオで「Don't Know Why」を聴いてやっと手を伸ばしたノラ・ジョーンズの02年リリース1st。ノラ・ジョーンズはピーター・バラカンがお気に入りなのでその姿は何度も目にしていましたが、こうしてきちんと聴くことになるとは思いませんでした。こうした真っ当な音は歳をとると響いてきます。
とはいえ、女性ボーカルものというのは今ひとつ食い切れない感じがあって、過去何度も挫折した経緯もあります。そんな中でジョニ・ミッチェルやローラ・ニーロ、キャロル・キングといったアーティストは定番となりました。何となく続かなかったのはルーマーやダイアン・バーチといった人達。要するに最近のものが今ひとつなんですね。これは何故なんでしょうか。
ノラ・ジョーンズはそれとは違う、もうちょっと骨太だ、という感じもありますが、一つには音の質感がいいという要素がありそう。そして何よりも歌。そもそも「Don't Know Why」の歌声に惹かれた訳だし。
曲が短いのもいいですね。ボーナストラックも合わせて15曲も入っていますが、1曲が2,3分なので聴いていて疲れません。しかもゆったりと続いていく。さてここから飽きずに聴き続けられるか。