細野晴臣・鈴木茂・山下達郎『Pacific』

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結局昨日は細野晴臣の映画『SAYONARA AMERICA』を観に行ってしまいました。非常に良かったんですが、中でも印象的だったのがアメリカのファンへのインタビューで、その中にこの『Pacific』を100万回聴いた、という女性がいたことです。気になって早速spotifyで聴いている、という状況です。

 

アメリカのファンの人達はみんな本当に詳しくてびっくりしてしまうんですが、加えて細野さんが結構英語でMCをしているのも驚きました。ちゃんと喋れるんだなあ、やっぱり。内容はきちんと向こうの観客にも伝わっていて、意思疎通が図れていました。尚、映画自体は演奏シーンが主体で、まるで1本のコンサートを観たかのようです。

 

それで、この『Pacific』ですが、「コズミック・サーフィン」の原曲が収められているということで何となくは知っていました。冒頭の「最後の楽園」もいい曲ですね。全体的には海をテーマにしたオムニバス・アルバムで、インスト曲が並んでいます。

 

これを100万回、ということはほとんどBGMとして聴いているんだな、と解釈しました。しかしそれも細野晴臣の一部。結構『フィルハーモニー』をお気に入りに挙げている人も多かったので、やはりインスト中心に海外のリスナーの耳に届いているのかな、などと思いましたが、入口はそこでも結果的には日本語詞の楽曲にも手が伸びているので、やはりネットの普及、YouTubeを介して広く日本の音楽が海外に伝わっていることを痛感せざるを得ません。