ELO『第三世界の曙』

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73年リリースの3rdアルバム。ELOはその紛い物臭さに余り手が伸びずにいたが、ビートルズのアンソロジーでジェフ・リンの姿を見てからずっと引っかかってはいた。怒濤の再発は06年から07年に行われたが、中古屋で見かけてはじめて触手が動いた次第。

そもそもロイ・ウッドの方が好きだったりするので、MOVEやWIZZARD、初期ELOまでなら守備範囲。ということはこの3rdもそんなに捨てたもんじゃない。実際、ジェフ・リンが始めてイニシアチブをとった作品としてポップさが増しているものの、初期のプログレっぽい雰囲気は残っていて、質感としては面白い。でもラスト曲の大仰さはいらないかな。

ボーナストラックには何とTレックスマーク・ボランとのセッションが収録されている。MOVEの頃から交流はあったそうで、この辺は意外だ。