初期のジョニ・ミッチェルは今まであまり手を出さずにいたが、『チェルシー・モーニング』をFMで聴いて以来「ああ、これは聴かねば」と思って物色している。初期の名盤とうたわれる71年作のこのアルバムは度々目にしてはいたが、何となくスルーしていた。でもこれはいい!既に完成してるんですね、この辺でも。
『Carey』なんかもいいが、『This Flight Tonight』のグルーヴが気に入った。ほんとにアコギだけで強烈なノリを作る人だ。
『コート・アンド・スパーク』からのフュージョン路線でジャコ・パストリアスをはじめとした凄腕セッション・ミュージシャンのテクニックを味わうのもいいが、それ以前に非常に変わった歌をかくジョニ・ミッチェル自身の曲を堪能するには充分の出来のアルバムが、初期には既に揃っているように思う。
何度も書くが、サウンドストリートで『Talk to Me』にやられて以来、もういきっぱなしだ。