ジェイソン・フォークナー『All Quiet on the Noise Floor』

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今のところこの4作目が最新作。09年のリリースです。同じくくるりのノイズ・マッカートニーからの発売。これは軽く復活している作品ですね。

2ndと3rdが地味な印象だったんですが、その後通勤中に何度も聴いてみるとやっぱりメロディがいいんですよ。アレンジが少し暗かった。その点、本作はエレキギターが大活躍していて、骨太でソリッドなテイストが戻ってきている。1stにあってその後の作品になかったのはこの要素なんですね。

そういった意味でかなり復活してきている感はあるんですが、やっぱり1stは超えられてはいない。それはアレンジと共に圧倒的なメロディ。いい線まで来ているんですが、やはり本作でもそこまでのクオリティまでは達していない。でもいい作品ですし、シンプルな中にも捻りがあって、また聴き返したくなる魅力を携えています。

これ以降、作品のリリースがないというのが少し気がかりですが、寡作な方のようなので、気長に待ってみることにします。ジェイソン・フォークナー、良いアーティストでした。