スティーヴ・ウィンウッド『Winwood Greatest Hits Live』disc 1

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今日から一週間の休日。しかしながら緊急事態宣言中なので結局遠出はできず、せいぜい平日に映画を観たり買い物に出たり、仕掛かっている仕事をしていたり、という地味な休暇になりそうです。まあ仕方ないですね。

 

ここ最近のピーター・バラカンの番組でよくかかっているスティーヴ・ウィンウッドの2017年リリースのライブ作品。てっきり国内盤が出ているものと思っていたら出ていないんですね。大分探してしまいました。

 

ラジオから聴こえてきて一瞬で耳を捉えましたが、21世紀になってから出た『About Time』で遅ればせながらその魅力を知って以降、グルーヴィーな演奏にやられっ放しなので、ここはきちんと聴いておかねばと思った次第です。昨今のバンド編成によるライブを集めた編集盤のようですが、クレジットは特になし。

 

過去の輝かしい経歴をほとんど知らずに、最近の演奏の良さだけで聴いている身としてはどの曲も珠玉なんですが、感覚的には最近聴いている90年代の矢野顕子や一連のフランク・ザッパのライブ作品のように、「演奏を聴く」タイプの作品です。最近のジャズへの興味も含めて、自分は演奏ものが好きなんだな、と改めて気付かされています。

 

どの曲もラテンの香りがするグルーヴィーな演奏でいいんですが、オープニングでいきなり体が揺れる「I'm A Man」や唯一青山陽一のカバーで馴染みのある「Can't Find My Way Home」、爽やかな空が目の前に広がるような「Fly」なんかがグッと来ました。