
キャプテン・ビーフハートの初期作品が再発されていることをSNSの写真で知って慌てて入手しました。CDが売れなくなって、特に洋楽についてはめっきり再発が行われなくなってしまいましたが、このキャプテン・ビーフハートも途中までは再発プロジェクトが走っていて、その後失速してしまいました。この流れは少し残念です。
そんな中、輸入盤国内仕様という形で2ndと3rdが再発されました。特に3rdの『トラウト・マスク・レプリカ』はリマスター盤が聴きたかったので、これはとても嬉しい再発です。そして今聴いているこの2ndは、実はきちんと聴くのは初めてかもしれません。
元々、ご本人の意に沿わない形で発売された経緯を持っているので、どうしても手が遠のいていたアルバムではありますが、聴いてみると確かにミックスは過剰なサイケっぷりが今ひとつです。とはいえ、次作の『トラウト・マスク・レプリカ』に入っていてもおかしくないような曲もあったりして、結構楽しめました。
これを聴くと、つくづく次作のプロデューサーであるフランク・ザッパの才能を再確認せざるを得ません。やはり音の作り方がシンプルなんですね。元々がキャプテン・ビーフハートの音が混沌としているので、それをそのまま出すのではなくてエッセンスを磨いて提示する。その技がザッパには備わっていたんだなあ、と痛感しました。そんなことも逆説的に分かってくる作品です。