2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョニ・ミッチェル『Shine』

07年の復帰作。先日聴いたトッド・ラングレン同様、一度CDは出さないと宣言して返り咲いたパターンはことの外多い。ジョニ・ミッチェルも復活して良かった、良かった。 この作品はキリンジの堀込高樹が『Hana』を紹介していて、なるほど凄い、と思っていたの…

鈴木博文『Wan-gan ROCK TOWN』

先日聴いた『孔雀』の後に出た96年リリースのミニアルバム。やはり大分吹っ切れて開かれたバンドサウンドになってきている。いいですね。 96年はムーンライダーズが『Bizarre Music For You』を出した年。これは今でも非常に好きなアルバムで、久々にムーン…

細野晴臣『Making Of NON-STANDARD MUSIC』

84年にリリースされたマキシシングルの再発盤。YMO解散後どう動くか注目されていた頃に満を持して、あるいは「ポソッ」と出たシングルで、表題曲はキャッチーで今でも好きだ。 当時テイチクに移籍してノンスタンダードとモナドという2つのレーベルを立ち上…

キング・クリムゾン『Neal and Jack and Me』

84年来日公演を収録した『Live In Japan』はVHSで持っていたが、82年のフランス公演を追加したこのDVDはしばらく探していたものだった。ひょっこり中古屋にあったので購入。これは最高の映像だ。 80年代のキング・クリムゾンは古くからのファンには評判が悪…

小沢健二とその時代

http://www.tbsradio.jp/life/20100228/ 文科系トークラジオ『Life』にアップされている音源を聴いている。小沢健二がライブで復活するという話は密かに盛り上がっているが、次号のミュージック・マガジンも小沢健二特集だし、ここらでそろそろ露出が出てき…

トッド・ラングレン『アップ・アゲインスト・イット』

歴史から黙殺されている97年リリースの作品。元々はミュージカルのために86年頃に書かれたものだというから、『ア・カペラ』の翌年くらい。『ニアリー・ヒューマン』に収められている『Parallel Lines』の独演バージョンが収録されている。 この時期はトッド…

ロバート・ワイアット『クックーランド』

去年の3月も沢山CDを買っていたが、何でだろうと思っていたら期末の決算期なんですね。ついついユニオンに足を伸ばしてしまうが、余計なものには不思議と手が伸びなくなった。一通り売場を眺めたが、さすがに自分の好きなものはほとんど手にしてしまっていて…

クラフトワーク『人間解体』

懐かしい。78年リリースということはYMO結成の年に出たアルバムだ。テクノポップのマスターピース。 『コンピューター・ワールド』のファンキーさに比べると幾分シンプルで、音も簡素。逆に無駄がなくて綺麗。『The Model』はヒットしたんですね。 その後の…

クラフトワーク『コンピューター・ワールド』

そして81年リリースのこの作品。やっとリマスター盤を手にした。待たせるなあ。 81年といえば坂本龍一のサウンドストリートが始まった年で、『BGM』ばっかり聴いていた頃だ。「イチ、ニ、サン、シ」という部分はサウンドストリートでもよく鳴っていた。 それ…

トーマス・ドルビー『The Flat Earth』

84年リリースの2ndが09年にリマスター再発されていたのを中古屋で発見。少し迷ったが、オリジナル7曲に対してボーナストラック8曲というボリュームと、坂本龍一との共作『Field Work』が収録されているのを見て思わずひとつかみ。 以前も書いたが、ここでは…

ミック・カーン『Titles』

で、1stも買ってしまいました。ほんとにグニョグニョしている。 ミック・カーンの場合はやっぱりボーカルがあった方が演奏が映える気がする。後半(B面)は本人がボーカルをとっていて、その裏でうねっているベースが気持ちいい(気持ち悪い?)。82年リリー…

ロバート・ワイアット『シュリープ』

ここへ来て突き抜けた。本当にいいアルバム。97年リリース。冒頭の曲はアレンジがブライアン・イーノだ。pupaのi-Radioで高野寛も紹介していたが、涼しげで一発ノックアウト必至。その後3曲目くらいまでは至福の時が過ごせる。 録音はフィル・マンザネラの…

ラジオがインターネットで・・

http://radiko.jp/ こりゃすげえ!普通に聴こえるではないですか!まだテスト放送らしいが、今朝からバッチリ聴こえている。 これで普通に録音できるようになれば、色々な番組が時間差で楽しめてより充実した生活になるわな。メディア価値の話とか地域限定で…

ロバート・ワイアット『ドンデスタン』

91年リリースのこの6作目からは大分音も整理されてきて、「今」聴けるクオリティになってきているように思う。次作『シュリープ』から傑作続きのはずなので、この展開は良かった。 細かくリズムを刻むドラムといい、生ピアノの音といい、開かれてきた感じが…

ロバート・ワイアット『オールド・ロットンハット』

85年リリース5作目。地味だ。 このアルバムの前に『シップビルディング』がシングルでリリースされており、それが収録されていると思いきや、一人打ち込みの社会主義的メッセージが強い作品で、音は軽いが重く迫ってくる。 少し明るめな『The Age of Self』…

ゴスペルヤキイモ

おいもっ! www.youtube.com

ロバート・ワイアット『ナッシング・キャン・ストップ・アス』

82年リリース。坂本龍一のサウンドストリートで度々耳にした『At Last I Am Free』が入っている。デヴィッド・シルヴィアンも紹介していたな。そのくらい「らしい」音。シックのカバー曲。 4枚のシングルの寄せ集めだそうだが、政治色が強いので印象は地味で…

ロバート・ワイアット『ルース・イズ・ストレンジャー・ザン・リチャード』

75年リリースの3rd。リチャードというのはヴァージンのリチャード・ブランソンのことだそうだ。 オリジナルではルース・サイド、リチャード・サイドに分かれていて、ルース(6曲目から9曲目)がA面扱いだったようだが、CDでは順番が逆になっている。そのル…

ロバート・ワイアット『ロック・ボトム』

ずっと気にしていたロバート・ワイアットの作品を思い切ってまとめ買いした。この作品は74年リリースの2nd。 ロバート・ワイアットといえばエルヴィス・コステロと一緒に演奏した『シップビルディング』だが、この作品では『シー・ソング』ということになる。…

Faded Paper Figures『DYNAMO』

Lali Punaにはまっていたらマイミクさんに紹介してもらったアーティスト。棚に見つけてしまったので思わずひとつかみ。 テイストは確かに似ている。でもこちらの方が少しあったかいかな。ポスタル・サーヴィスに影響を受けているとのことだが、ポスタル・サ…

グランドファーザーズ『GOLDEN HARVEST』

青山陽一がメジャーに移籍する際に出たグランドファーザーズのこのベスト盤もずっと探していたが、久しぶりにやったヤフオクでやっと確保。実は個人的にこの作品はいわくつきのもので、前回アマゾンで出品者から購入した際には宅配便の紛失に遭い、手元に届…

キリンジ配信限定シングル

随分時間が経ってしまったが、配信限定で発売されている『セレーネのセレナーデ』と『小さなおとなたち』をダウンロードした。どちらも兄貴の曲。 『セレーネ~』の方は確か去年の夏頃発売だったと思うが、非常に涼しげな曲で新展開。驚くような展開はないが…

鈴木博文『孔雀』

ジャニスの方にシェリアン・オーファンをわざわざ倉庫から探して頂いてしまったので、思わず追加で買ってしまった95年作品。先日書いた通り『三文楽士』までしか持ってなかったので、初聴。 奥さんの濱田理恵さんが沢山の曲でゲスト参加している。ドラムは最…

シェリアン・オーファン『Helleborine』

これもずっと探していたCD。ミック・カーンと同じくジャニスに置いてあった。わざわざお店の人に倉庫まで取りにいってもらいました。ジャニスさんどうもありがとうございます。何ていい店なんだ。 不思議なことにこちらも87年リリース。いやあ、よく聴いたな…

ミック・カーン『Dreams of Reason』

ずっと探していたミック・カーンの2nd。アマゾンで検索したらお茶の水のジャニスにあるではないですか!ということで早速走って購入。これは密かに名盤だと思います。 『Buoy』は12インチシングルで買ったなあ。このジャケットが好きで部屋に飾ってたっけ。…

タマコウォルズ『HOG'S BABBLE』

青山陽一のバンドやカーネーションでドラムを叩いている中原由貴がいるバンド、タマコウォルズの公式1stアルバムが出た。元カーネーションの鳥羽修もいるということで、熱心なファンの方に教えて頂いて色々と見てはいたが、きちんと聴くのは初めて。いいです…