2013-01-01から1年間の記事一覧

サケロック『LIFE CYCLE』

なるほど、こいつがサケロックか。 何となくふざけた感じがしていたのでこれまで耳にしないで来ましたが、金欠にはレンタル、そして3タイトルも在庫があったので思わず手にとって聴いたらこれが非常に良かった。基本インストですが、ふざけたスキャットが入…

ヤング・ラスカルズ『Groovin'』

67年リリースの3rd。新春放談ばかり聴いているとテーマ曲に山下達郎の『グルーヴィン』のカバーがかかっていたりするので、何となくいつか聴かねばと思っていたところに中古屋で発見、といったところです。 正直初めて聴きましたが、ソフト・ロックみたいな…

カーネーション『WACKY PACKAGES』

最高! カーネーションの94年リリースのライブ盤。このタイトルだけ持ってなかったんですが、今回たまたま中古屋でデラックス・エディションを発見しました。これはいつか買おうと思っていたんですが買って良かった!時期的には『EDO RIVER』リリース直前。…

ガカンとリョウメイ『effects of time』

ムーンライダーズの武川雅寛と白井良明によるユニットの新作。タワレコ限定なのでなくなってしまうと嫌だなと思い購入しました。 ライダーズ活動休止後にそれぞれソロ作をリリースし、それらがとてもよかったので期待していましたがほぼ期待通りの作品です。…

Perfume『LEVEL3』

妥協してないなあ。メインストリームでこんなに攻めていいのか? Perfumeの新作はグローバル化した気負いを感じさせない攻めている音で、まるで石野卓球のような打ち込みがおよそメジャーフィールドの音楽とは思えないアレンジで畳み掛ける意欲作となってい…

キリンジ『TOUR 2013 ~LIVE at NHK HALL~』disc 2

なるほど。 毎週聴いている高橋幸宏のラジオ番組のタイトルは日常にある音楽という意味で「Everyday Music」というピーター・バラカンの造語なんですが、キリンジの音楽がまさにそういった感じなんですね。二人は非常に普通の人達で、奏でる音楽も左程派手な…

キリンジ『TOUR 2013 ~LIVE at NHK HALL~』disc 1

キリンジはある意味フリッパーズ・ギターのようだ。 弟の脱退に合わせて行われた本年4月のツアーを収録した映像作品がリリースされました。全33曲。全部は見切れないのでまずは1枚目からです。 キリンジは兄弟バンドでしたが、弟脱退後の1stステージを先月ワ…

スモール・フェイシズ『The Autumn Stone』

最近通勤中はインターFMのバラカン・モーニングばかり聴いているんですが、先日たまたまスモール・フェイシズの『Itchycoo Park』がかかって、ああ、やっぱりいいなあ、と思ってこの編集盤を探していました。 スモール・フェイシズは『Lazy Sunday』をビート…

布谷文夫『悲しき夏バテ』

ここのところ大滝詠一と山下達郎の新春放談ばかり聴いていて、かつ大滝のラジオ番組ゴーゴーナイアガラまで遡って聴いていたりするんですが、その中のナイアガラ・トライアングルがゲストの回で山下達郎、伊藤銀次と一緒に布谷文夫が出ていて非常に楽しそう…

エルヴィス・コステロ『Spike』

89年リリースの作品。これは借りてる場合じゃない。早く買えばよかったなあ。 ポール・マッカートニーとの共作曲が入っているという話題性で知名度はありましたし、実際『ヴェロニカ』は聴いたことのある曲でした。ああこれか、という感じ。でもその他にも魅…

ポール・マッカートニー『Pipes of Peace』

83年リリース。マイケル・ジャクソンとの共作曲『Say Say Say』が入っているアルバムです。初めて聴きましたが悪くないですね。ちょっと打ち込みが多いのが気になりますが、何より音が小さいのでちゃんとリマスターで聴かないと駄目だなこれは。 『So Bad』…

toe.『For Long Tomorrow』

レンタル屋で5枚で1000円という誘惑に駆られて借りてしまった内の1枚はビートたけしのCMを観てずっと気になっていたバンドの作品でした。 詳しく知らないのでずっと手が出ずにいたんですが、ほぼ想像通りの音。やっぱり乾いたドラムの音が気持ちいいですね…

レキシ『レキシ』

遂に1stに辿り着きました。07年に出てるんですね。妻と子供に好評だったのは『参勤交代』と『HiMiKo』。 このコンセプトの場合、歴史という汎用的な題材をフックにすることで誰の耳にもすんなりとテーマが入っていく。かつコミカルな装いをまとっているので…

レキシ『レキツ』

2011年リリースの2nd。レンタル屋に返却しに行ったら1stと2ndがあったので迷わず手にとりました。このアルバムには『きらきら武士』と『狩りから稲作へ』が入っているので子供も大喜びです。娘は『きらきら武士』がお気に入り。 震災直後にリリースされてい…

レディオヘッド『The King of LImbs』

2011年に発表されたこのアルバムもついでに借りてきました。前作の『In Rainbows』は結構好きだったので、果たしてその後はどうかなと思いましたが予想以上にアブストラクトな音。こんな音楽が人気があるなんて凄い時代ですね。物凄く地味で暗い。でもカッコ…

レキシ『レキミ』

先日会社で夏フェスの話をしていたら、サマソニに行った人が「フェスで初めて知って気に入ったアーティストは帰りにYouTubeで観ながら帰って、その後TSUTAYAで借りる」と言っていました。なるほどなあ、と思い買い物のついでにTSUTAYAに再加入して借りたのが…

きゃりーぱみゅぱみゅ『なんだこれくしょん』

娘の誕生日プレゼントにヤマダ電機のポイントで購入。果たして中田ヤスタカのアウトプットはどうか。 まずはジャケットが悪趣味。そこは置いておいて、今度新作も出るPerfumeと比較するとこちらの方がポップです。ここ最近はPerfumeもドラえもんの主題歌を歌…

森は生きている『森は生きている』

巷で話題の新人バンド。きっかけは武川雅寛のライブで共演していたのをどこかで見かけたのが始まりです。 既に言われている通り、はっぴいえんどやはちみつぱいのような、あるいは『HOSONO HOUSE』のような、あるいはサニーデイサービスのような、といった形…

Controversial Spark『Controversial Spark』

鈴木慶一の新バンドの7インチEPが発売になりました。ワールドハピネスで買い逃していたので、買えて良かった。限定500枚だそうです。 インタビューがあったので貼っておきますが、まだまだ未知数といった感じですね。ドラムは元カーネーションの矢部浩志。ま…

ゴドリー&クリーム『L』

78年発表の2nd。これは初聴き。 よく10ccは分裂後のゴドリー&クリームを是として残りを否とする論調を見かけますが、それはある意味解散後のジョン・レノンとポール・マッカートニーを論じるようなもので、やっぱりフルメンバー時代の10ccが一番良かったよ…

スティーリー・ダン『Going Mobile』

74年『プリッツェル・ロジック』リリースの頃のライブ。音はイマイチですが演奏はご機嫌。初期の楽曲を堪能できる好盤です。 聴いていていかに自分が2ndを聴き込んでいないか痛感しました。『The Boston Rag』なんていい曲ですよね。3rdからの『Any Major Du…

電気グルーヴ『人間と動物』

これが聴けるようになったということは元気になった証拠だな。 今年の2月にリリースされた電気グルーヴの新譜はずっと聴かずにいましたが、初回限定のDVD付きが中古屋店頭にあったのでやっと手にしました。正直言って新たな発見はありませんし、割り切った上…

小沢健二『ある光』

遂に入手!探してました。 小沢健二活動後期のシングル。小沢健二の場合、CDシングルのみで発売されてアルバムに入っていない曲が多いんですが、その後『刹那』としてリリースされたシングル集からも漏れた名曲がこちら。少し値は張りましたが、こいつは掘り…

クラフトワーク『Electric Cafe』

細野晴臣をして「まだこんなことをやってるのか」と言わしめた86年リリースの作品。とはいえ当時坂本龍一の「改めて原点を見つめ直した」との発言もあり、実はファンキーな作品でもあります。PVもカッコよかったしね。 その後現在まで続く息の長い活動からし…

ゴドリー&クリーム『Birds of Prey』

地味だなあ、これは。 83年リリースのゴドリー&クリーム5作目。とはいえ何といっても冒頭の『My Body The Car』ですよ。この曲の秀逸さはイントロのクラフトワークみたいなヴォイスから始まる一貫した声による芸術です。短いですがとても刺激的。でも残念な…

ポール・マッカートニー『Flower In The Dart』

89年リリースのコステロとの共作が入っている作品。う~ん、音が小さい。音が古い。もう少しいいかと思ったなあ。 今度来日するポールですが、年齢からすると最後ではないかと言われています。会社の人も1万数千円払って行くそうですが、確かに復活を遂げた…

WORLD HAPPINESS 2013

結局皆勤賞となってしまった。 YMO不在のため当初は行く予定じゃなかった今回のWORLD HAPPINESSですが、急遽娘と一緒に行くことになってしまいました。でも結果オーライ。YMOも結局出てましたし、意外と粒揃いの一日で楽しめました。とはいえ暑かった!年々…

アラン・トゥーサン『Southern Nights』

タイトル曲が坂本龍一のサウンドストリートでよくかかっていたので気になって購入したのがもう随分前のことになります。実際はタイトル曲のみが異質のトロピカルな雰囲気を持っていて、後は結構普通のポップスといった趣。バックはミーターズなのでファンキ…

ムーンライダーズ『ムーンライダーズ』

通称「赤いアルバム」。以前はムーンライダーズの初期音源は余り好きになれませんでしたが、『シナ海』を再発見してから猛烈にフィードバックしました。特にこの2ndは『砂丘』にしても『紅の翼』にしても当時ならではかつライダーズならではのロマンチズムが…

ユートピア『Utopia』

不遇の時代を過ごした時期の作品ですが名曲『There Goes My Inspiration』を含む素敵なポップアルバムでもあります。この曲をトッド来日時のアコギソロで聴いた時の衝撃といったら・・。実際、レコーディング・エンジニアもこの曲の録音時に演奏を先に録音し…