2020-01-01から1年間の記事一覧

ビーチ・ボーイズ『Surfer Girl』

先日放送されたオーディナリー・ミュージックは選曲が江口寿史さんだったんですが、そこでのテーマは夏。そしてビーチ・ボーイズが主体でした。かかった2曲が収録されたアルバムをいずれも持っていなかったので今回手にした次第です。 本作は63年リリースの3…

フランク・ザッパ『1970s Broadcast Collection』disc 2

2枚目は71年の録音。音質が酷いです。これはもう海賊盤レベルですね。単独での商品化は難しいでしょう。 時期的にはジェフ・シモンズがいないので『200 Motels』の後、ということになります。そして7月との記載があるので、ジョン・レノンと共演したフィルモ…

フランク・ザッパ『1970s Broadcast Collection』disc 1

ザッパのFM放送音源集がしばらく前に出ていましたが、一連の輸入盤セールの際に1970年マザーズのボックスと一緒に入手しました。70年代のFM放送されたライブを時系列に6枚。相変わらず物凄いボリュームです。 70年代のザッパというのは目まぐるしくバンドメ…

カール・パーキンス『Introducing... Carl Perkins』

いつもジャズ関連の情報を得ているラジオ番組はFMヨコハマのハーモニカミッドナイトという番組なんですが、昨日の放送で何と自分の出したメールが読まれてしまいました。 あまりラジオ番組に投稿することはないので、もしかしたらこうしたことは初めての経験…

矢部浩志カバー・アルバム『HIROSHI YABE SONGBOOK』

白血病で闘病中の元カーネーション のドラマー、矢部浩志を応援するトリビュート・アルバムが限定でリリースされました。こんな形でご病気の方を応援することができるなんて、何という洒落た試みでしょう。CDを買うことでいちリスナーとしても貢献できるなん…

ホレス・シルヴァー『HORACE SILVER and The Jazz Messengers』

昨日は久々に会社に出勤しましたが、相変わらず社内に人はまばら。そしてお盆の帰省を自粛する雰囲気も漂う中、電車での人混みがやたらと恐怖に感じる不思議な日常を過ごしました。 とはいえ普通に手洗いをして飲み会などにいくことがなければ基本何事も起こ…

キンクス『The Kinks Are The Village Green Preservation Society (50th Anniversary Deluxe Edition) 』disc 2

2枚目はMonoのリマスターです。ステレオとモノをリマスターして再発していくプロジェクトはキンクスの方がビートルズより手掛けたのが早くて、モノ盤が発売当初は大半のリスナーの耳に届いていたという事実を踏まえてきちんと再発していく、という意味合いが…

キンクス『The Kinks Are The Village Green Preservation Society (50th Anniversary Deluxe Edition) 』disc 1

キンクスの68年リリースの代表作が50周年記念盤としてリマスター再発されたのは2018年のこと。もう何度もリマスターされているので「またか」と思いましたが、ラジオ番組で直枝政広が今回のリマスターで発掘された楽曲「Time Song」を選曲していたので、発売…

朝日美穂『島が見えたよ』

朝日美穂7年ぶりの新譜。ミュージックマガジンで発売を知って即注文しました。前作の『ひつじ雲』もとても良かったので期待して聴きましたが本当に期待通り。良い作品です。 子育て中の気持ちを綴った歌が多いですが、基本的にこの方には鈴木さえ子のような…

メイシオ・パーカー『Soul Food: Cooking With Maceo』

メイシオ・パーカーの新譜が出ました。収録曲のアラン・トゥーサンのカバー「Yes We Can Can」がバラカン・ビートでかかってなかなか良かったので手にしたんですが、全編非常に良かった。 メイシオ・パーカーといえばジェームス・ブラウンの元でのサックス奏…

マシュー・スウィート『Shape Shifter』

マシュー・スウィートが93年にリリースした『Altered Beast』は自分が一番最初に聴いたマシュー・スウィートのアルバムです。本作はそのリリース時に行ったライブの音源となります。 思えばこの頃がやっぱりマシュー・スウィートのピークで、最近はスザンナ…

リップスライム『talkin' cheap』

98年にリリースされたリップスライムのインディー時代の作品。リップスライムはベスト盤とシングルしか持っていないんですが、一時期本当によく聴いていました。4MCって凄いですよね。 最初に出てきた時には「歌うラップ」に衝撃を受けたんですが、これは主…

Qティップ『Amplified』

ア・トライブ・コールド・クエストのQティップがソロで99年にリリースした作品。最近テイ・トウワの番組でよくかかっていたので手にとりました。 ラップ、特に洋楽のラップは正直言って言葉が分からないので聴いても核心に迫れないのでは?という疑念が取れ…

ダニー・ハサウェイ『Everything Is Everything』

ダニー・ハサウェイの70年リリース1st。びっくりしました。驚く程完成度が高い。1stなのでまだ粗いのかと思っていましたが、既に完成してますね。これもバラカン・ビートで表題曲を聴いて手にした一枚です。 ダニー・ハサウェイはカーティス・メイフィールド…

METAFIVE『環境と心理』

METAFIVEのシングルが配信限定で突如リリースされました。とてもいいですね。 まず小山田圭吾が冒頭でリードボーカルを担当しているのが意外。これまでなかったのが不思議なくらいですが、METAFIVEでリードをとると新鮮に聴こえてきます。その後LEO今井、高…

細野晴臣『NO SMOKING』

昨年公開された細野晴臣のドキュメンタリー映画の主題歌が随分と前に配信限定でリリースされていました。最近は配信が軒並みサブスクになってしまってダウンロードの方法がよく分からずに手にできないでいたんですが、今回METAFIVEの新曲と共に無事スマホ経…

パット・メセニー『New Chautauqua』

バラカン・ビートで表題曲がかかっていて、ピーター・バラカンが一番最初に買ったパット・メセニーのレコード、といった形でコメントしていたので手にした一枚。79年の作品です。 そもそもフュージョン自体まったく聴かないので、パット・メセニーも初めてま…

ソニー・クラーク『Sonny Clark Trio』

こちらもラジオで紹介された一枚で57年の録音。何と言ってもマイルスのオリジナル・クインテットのリズム隊、ポール・チェンバースとフィリー・ジョー・ジョーンズがバックを固めているのがミソで、演奏もスピード感があってソリッドな魅力に溢れています。 …

デューク・ジョーダン『Flight To Denmark』

こちらもラジオで紹介されたデューク・ジョーダンの73年録音作品。73年というと50年代から遠く離れた音のようですが、実際は40年代から50年代に活躍した人が一度音楽をやめて復活して欧州に渡って録音した作品とのことなので、音は時空を超えています。 ピア…

シャーデー『Diamond Life』

シャーデーの84年リリース1st。シャーデーについては当時とても売れたので印象に残っています。しばらく前にジュールス倶楽部で観てからずっと探していましたが、今回未開封のリマスター盤を中古屋で発見しました。 自分達の世代にとって80年代前半の洋楽は…

レイ・デイヴィス『Working Man's Cafe』

キンクスのフロントマン、レイ・デイヴィスの07年リリースソロ作品。キンクスは大分聴いてきましたが、メンバーのソロ作品までは手を出していませんでした。多少意識したのはケーブルで観たジュールス・ホランドの番組でソロで出演していた映像を観た時くら…

ジョージ・ハリスン『Let It Roll』

バラカン・ビートでかかったジョージ・ハリスンの曲を探して手にとった一枚ですが、間違ってしまいました。本当はジョージの映画が公開された際に出た未発表曲を集めた作品を手にするはずだったのが、09年にリリースされたこのオールタイムベスト盤を買って…

フェネスサカモト『cendre』

先日何気なく以前のワールドハピネスの映像を観ていたらフェネスサカモトの音が流れてきて、意外といいなあ、と思って探してみた一枚。坂本龍一とクリスチャン・フェネスのユニットによる07年の作品です。 坂本龍一のこうしたコラボ作品は大抵環境音楽的なも…

スティーリー・ダン『Alive In America』

90年代の前半を福島で過ごしたので、当時は文化から断絶されていました。Windows95の発売前ということもあってまだインターネットも普及前。情報は確実に絶たれてしまって、スティーリー・ダンの来日公演についてもどこか別の星の出来事のようでした。しかし…

エリカ・バドゥ『Baduizm』

今日は久々に出勤する予定ですが、雨も降ってるし感染者数も伸びているので若干恐怖を感じながらの通勤になりそうです。このスリルのある日常というのは一体何なんでしょうか。 さて、こちらはエリカ・バドゥの97年リリースの1st。手にとったきっかけはテイ…

サド・ジョーンズ『The Magnificent Thad Jones』

毎朝近所を散歩しに行くんですが、昨日の朝は風が強かったので、風に飛ばされて地面にひっくり返っているカブトムシを見つけました。今はカブトムシを持って帰っても誰も喜ぶ人が家にいないので元に戻してあげたんですが、何となく夏を感じられてとても良い…

ソニー・ロリンズ『Saxophone Colossus』

56年録音のソニー・ロリンズの代表作。こちらもラジオで紹介されました。 まずジャケットがいいですね。ジャズのジャケットにはいいものが多いということに今更ながら気付きましたが、これと明日聴くサド・ジョーンズの作品は最近のヒット作です。 ピアノは…

ホレス・シルヴァー『Song For My Father』

スティーリー・ダンの「リキの電話番号」の元ネタが入っているという理由で手にした作品。冒頭のタイトル曲でいきなりそのイントロが出てきます。 スティーリー・ダンのお二人は「無関係」として否定したそうですが、ホレス・シルヴァーは「カバーしてくれて…

ポール・チェンバース『Go』

こちらもラジオで紹介された作品。マイルスの『Kind of Blue』録音1ヶ月後に当時の参加メンバーによって録音されたとのことです。 親分が難しいことをやり出したので、よく分からんから従来通り楽しくやろうぜ、みたいな感じでリラックスして吹き込んだかの…

The Lickerish Quartet『Threesome Vol.1』

ロジャー・マニングJr.を中心に元ジェリーフィッシュのメンバー3名が集結して結成したバンドの1stEPがリリースされました。例によってアンディ・スターマーは沈黙しているので、ロジャー・マニングの新プロジェクトという捉え方もできますが、今回は後期メ…