ムーンライダーズ

はちみつぱい『Re: Again Billboard Sessions 2016』

はちみつぱいの楽曲を初めて聴いたのはムーンライダーズの10周年記念コンサートの映像だったと思います。「塀の上で」が唐突に演奏されたんですが、当時まだ駆け出しのファンでしたので、「この渋い曲は一体何だ?」と気になって仕方ありませんでした。その…

ムーンライダーズ『Dream Materializer PLUS』

最後は映像集です。『ANIMAL INDEX』発売時にビデオ化された映像に、『Don't Trust Over Thirty』時のテレビ出演映像、かつ10年飛んで20周年の際に岩井俊二監督で制作された「ニットキャップマン」をモチーフにした短編映像を追加した豪華版です。 まずは『D…

ムーンライダーズ『Don't Trust Over Thirty』

86年というムーンライダーズにとって怒濤の一年はこの10周年記念アルバムでほぼ幕を閉じたといっても過言ではないでしょう。鈴木慶一は鬱病が悪化し、かしぶち哲郎は入院してしまう。12人編成のスーパームーンライダーズでの強烈なライブ活動、その後5年間の…

ムーンライダーズ『The Worst of MOONRIDERS』

86年という年はムーンライダーズにとって記念すべき10周年の年であったと同時に活動のピークを極めた時期でもあります。とにかく強烈な仕事量ですが、その中でもこの過去のライブのアーカイヴは特異な作品でした。はっきり言って後追い型の自分にとっては余…

ムーンライダーズ『T・E・N・Tレーベル 30th Anniversary MOONRIDERS IN T.E.N.T YEARS 19851986 』『ANIMAL INDEX』

ビートニクスに続いてムーンライダーズのTENT期の作品もボックス化されました。これは嬉しい再発です。 内容的には当時のオリジナルアルバム2作品とアーカーヴのライブ盤、更に映像集も付けて何と岩井俊二監督の『毛ぼうし』まで入っているという豪華仕様。…

はちみつぱい『センチメンタル通り』

恐ろしく老成したデビューアルバム。無敵のオープニング「塀の上で」を初めて聴いたのはムーンライダーズの10周年コンサートの映像でした。「この曲は一体何だ」と遡っていったら前身バンドに行き着いた。これがスタート地点だったなんて何てことだろう。 は…

鈴木慶一とムーンライダース『火の玉ボーイ』

76年という年は細野晴臣のトロピカル三部作の真っ最中で、かつ矢野顕子の1st『ジャパニーズ・ガール』やあがた森魚の『日本少年』といった重要作品がリリースされた時期にあたります。本作はそういった背景の元、『トロピカル・ダンディー』に端を発した無国…

ムーンライダーズ『イスタンブール・マンボ』

初期のムーンライダーズは昔の音源に行けば行く程良くなって来るんですが、赤いアルバムに一歩譲る3作目。ここは「週末の恋人」で決まりでしょう。 バイオリンがメンバーにいるという特徴を最大限に活かした珠玉の名曲は岡田徹のハース・マルティネスばりの…

ムーンライダーズ『ヌーヴェル・ヴァーグ』

遡って聴いていったムーンライダーズの初期作品の中でも前作に続いて地味な印象を残したアルバムです。今聴くとなかなかいい曲もあるし、冒頭の「スイマー」なんかはその後も何度もライブで演奏された有名曲。マンフレッド・マンのカバー「My Name Is Jack」…

ムーンライダーズ『MODERN MUSIC』

このアルバムは「バック・シート」に尽きますね。かしぶち哲郎の名曲がこのアルバム自体を牽引している。 ニューウェーブ一歩手前の前期ムーンライダーズの朴訥とした到達点。実は『カメラ=万年筆』からこの作品に遡るには随分と時間がかかりました。はっぴ…

ムーンライダーズ『カメラ=万年筆』

ムーンライダーズがニューウェーブに舵を切った80年代の幕開けを告げる作品。遡って聴いた際にはその剥き出しの勢いに圧倒されました。 アマチュアの革新。すべての曲名が映画のタイトルからとられており、映画の内容を知るものからすると内容のギャップも楽…

ムーンライダーズ『青空百景』

82年リリースということはビートニクスより後なんですね。お蔵入りになった前作『マニア・マニエラ』と対になるムーンライダーズの決定盤。名曲揃いです。 A面はすべてがキャッチー。「僕はスーパーフライ」はCM曲にもなったそうですが、なにせリアルタイム…

ムーンライダーズ『アマチュア・アカデミー』

ムーンライダーズで最初に買った作品がこれ。3年前にビートニクスの1stが出ているので、その絡みで手を伸ばしたんだと思います。千葉の駅ビルで購入しました。 最初に聴いた印象はアノニマスなものでした。矢野顕子が当時言っていたようにメンバー6人の声…

ムーンライダーズ『ANIMAL INDEX』

実は一番好きかもしれないムーンライダーズの85年リリース作品。当時高校生でしたが、前作の『アマチュア・アカデミー』が周囲の一握りの友人に受けが良かったのでこちらも薦めた記憶があります。確かコンサートも行ったはずですが、メンバーが幕の向こうに…

ムーンライダーズ『最後の晩餐』

結成10周年の狂騒の後、5年のインターバルを経て91年にリリースされた作品。ここでは白井良明が元気です。 岡田徹が再始動を説得して各メンバーの元を訪れた際に白井良明は「思い切りギターが弾けるならいいよ」と言ったそうですが、実際弾きまくっています…

鈴木慶一『Records and Memories』

記録と記憶。 このモチーフは80年代に「歩いて、車で、スプートニクで」にて示されたものでしたが、今回久々のセルフプロデュースと自身の活動45周年を記念して制作されたソロアルバムのタイトルに起用されました。最初は気付きませんでしたが、本人のインタ…

ムーンライダーズ『Ciao! Mr.Kashibuchi MOONRIDERS LIVE at NIHON SEINENKAN 2014.12.17』

もうあれから半年経つのか・・。 かしぶち哲郎一周忌に合わせた追悼ライブのパッケージ化。その後WOWOWで放送されているのでてっきりDVD化されるのかと思っていましたが、意表を突いてCDでの発売となりました。音の方がリピート性が高いので歓迎すべきことで…

アートポート『ARTPORT - Expanded Edition-』

しばらく前に通勤中ムーンライダーズを聴き直していたら、アートポートの「ロシアン・レゲエ」がかかりました。10周年の時など、折に触れてアートポートは再演されることがありましたが、改めて聴いてみると結構いいなあ、等と思いつつ、93年にメトロトロン…

白井良明『FACE TO GUITARS』

白井良明の新作はインスト中心と聞いていたので、少し構えて聴きました。前作が様々なゲストを迎えた傑作だったので、果たして次はどう来るか。前作リリース時点で本人のコメントにもありましたが、前作にもあったインスト曲に次作へのヒントがあるとのこと…

鈴木博文『後がない』

6年ぶりのソロアルバム、ということで還暦を祝して『後がない』とは何とも皮肉なタイトルです。前作『凹凸』との間にいくつかライブ盤がリリースされていたり、自主制作で様々なリリースがあったりと、活動は非常にコンスタントですが、ムーンライダーズのメ…

ムーンライダーズ ライブ『Ciao! Mr. Kashibuchi』

12/17、かしぶち哲郎の一周忌に行われたムーンライダーズの復活ライブに行ってきました。もう二度と観れないと思っていましたし、これが最後かもしれませんので、しっかりと記憶にとどめようと足を運びました。 セットリストは下記の通りです。 M-01 Frou Fr…

sclap『Build & Scrap』

白井良明率いるインストバンドsclapの11年リリース1st。メンバーはバカボン鈴木、鶴谷智生に武川雅寛ということでてっきりガカンとリョウメイの派生系かと思っていましたが、どうやら違うようです。 この時点で結成9年目でアルバムリリース時に武川雅寛が加…

ムーンライダーズ『冷えたビールがないなんて』

こちらのシングルはやはりカップリングの『おかわり人生』が長年気になっておりました。今回まとめて中古屋にシングルが出ていたので同時に手にとった次第、 表題曲はKIRINラガーのCM曲。当時CMを見た記憶があまりありませんが、KIRINラガーというのは再結成…

ムーンライダーズ『HAPPY/BLUE '95』

ライダーズはシングルのカップリング曲をアルバムに入れないことが多くて、このシングルでも『ぼくはタンポポを愛す』がそれにあたります。この1曲のみのために購入しましたが、当時『ムーンライダーズの夜』の頃のライダーズには多少興味を失いかけていた時…

鈴木博文『Dog Works vol.1 / Meets BAND EXPO』

鈴木博文のライブ・アーカイヴシリーズ第1弾。店舗限定で発売されていますが、やはり手にとってしまいました。 鈴木博文のライブは以前にも『The Dog Days』として作品化されましたが、それは膨大な過去の音源からの集大成でした。今度は都度特定のライブを…

ムーンライダーズ『Live at FM TOKYO HALL 1986.6.16』disc 3

ラスト!『マニア・マニエラ』から『アニマル・インデックス』まで若干順不同で名曲群が続きます。岡田徹を除いたソロまわしの一環で当時発売直前の『夏の日のオーガズム』収録の『今すぐ君をぶっとばせ』が演奏されているのがまずは最高。MCで『夏の日のオ…

ムーンライダーズ『Live at FM TOKYO HALL 1986.6.16』disc 2

2枚目は『ヌーヴェル・ヴァーグ』から『青空百景』まで。ムーンライダーズは活動後期にライブを精力的にこなしていたので、この頃の曲も比較的元気に演奏していました。従って、ここで聴ける曲も意外と耳にスッと入ってきます。元気に演奏していて微笑ましい…

ムーンライダーズ『Live at FM TOKYO HALL 1986.6.16』disc 1

大雪もやんで今日の雪かきのことを頭の隅で考えつつ、アーカイヴシリーズの第9弾。1枚目は初期の楽曲ですがこれが最高です。『こうもりが飛ぶ頃』『塀の上で』『大寒町』『スカンピン』と名曲揃い。本当にはちみつぱいというのはいいバンドだったんだなあと…

ムーンライダーズ『The Worst Visualizer』

待望の再発!ムーンライダーズを初めて生で観たのは今から思えば『アニマル・インデックス』時のツアーだった訳ですが、これはその後の10周年記念ライブの模様を映像化したものです。当時行けなかったことを後悔した程いい内容でしたが、何といってもVHSだっ…

ya-to-i『SHADOW SCULPTURE』

岡田徹、山本精一のユニットによる12年ぶりの2nd。いやあ、構築型だなあ。 ボーカルが奥まっていてサウンドアレンジは超ニューウェーヴ。懐かしい音像でもあり、かつ最新型。岡田徹のアレンジは山本精一という個性を前にするとこんなにも鋭くなるのか、と実…