2021-01-01から1年間の記事一覧
昨今は配信限定のリリースも増えてきたので、遂にspotifyを始めることにしました。きっかけは細野晴臣。この映画の主題歌もそうですが、今度リリースされる映画音楽集もCDでのリリースはありません。アナログと配信はある、ということでこれが入会のきっかけ…
81年リリース。今回で買うのは4回目かな。高橋幸宏の作品の中でも一番の傑作として名高いこのアルバムは、やはり冒頭の「Glass」が傑出していると思います。 81年はYMOが『BGM』を出した年でもあり、そこで象徴的だった楽曲「Cue」がリフの繰り返しをバック…
80年リリースの2ndのリマスター再発。今回の一連の高橋幸宏アーリー・イヤーズ再発プロジェクトはYMO40周年同様、ソニーの頑張りが見られてとても良いですね。非常に素晴らしいプロモーションだと思います。やはり大きいのは砂原良徳がソニーに所属していた…
METAFIVEの7月に行なった無観客ライブが今日まで配信されています。発売中止となった作品『METAATEM』を特典に付ける形で配信ライブチケットが発売されたので、これは手にしなければと思い購入しました。 METAFIVEは高橋幸宏の病気療養と小山田圭吾のオリン…
カーネーション新作の初回限定盤付属DVDのライブ映像です。2021年2月のライブということで、時はコロナ禍。観客もマスク姿で歓声なし、拍手のみ、という昨今の大相撲のような興行スタイルです。メンバーもどこかぎこちなさそうで、MCもメンバー紹介以外は一…
カーネーションの新作がリリースされました。メンバー御二方ともコロナに感染したとのニュースを見た時にはとても心配しましたが、こうして無事リリースされたのはめでたいことこの上ない。加えて良作です。 音が太いですね。バンドが3ピースになった時にも…
57年録音の作品。アート・ペッパーの音は西海岸らしい爽やかなもので、ややもすると耳を通り過ぎていってしまうんですが、「Webb City」なんかの躍動的な音を聴いていると、やはり只事ではない迫り方をしてきてとてもグッときます。 「The Breeze And I」の…
ドナルド・フェイゲンの1stソロの全曲再現ライブもリリースされました。これもなかなか素晴らしい内容です。 4曲目の「Maxine」ではドナルド・フェイゲン自身は歌わないんですが、この辺がスティーリー・ダンというバンドの特殊性を物語っていると思います…
ザ・バンドの解散コンサートを映画化したこの作品はなぜかずっと入手できずにいましたが、昨日たまたま入った中古屋で安く手に入ったので久々に観ることにしました。映像ものは休日に限ります。 ザ・バンドは若くしておじいさんみたいな風貌なのが強く印象に…
ウォルター・ベッカーが亡くなってスティーリー・ダンとしての活動は終了してしまうのかと思っていましたが、ドナルド・フェイゲンは活動を引き継いでいく決心をしました。その成果がこの2019年のライブ音源たちとなります。素晴らしいことだ。 演奏は非常に…
「美奈子は家出少女かと思ってたよ」とかつて細野晴臣が発言していたのが面白くてよく覚えています。 73年リリースの吉田美奈子のこの1stは以前持っていて売ってしまったとばかり思っていましたが、初聴でした。持っていたのは『フラッパー』だけ。ずっと本…
2枚目。全体を通して意外だったのは当時カセットのみで発売されたミニアルバム『Alchemy』からの楽曲が多く演奏されていること。 インスト主体のアルバムでしたが、結構ポップな作りでもあって、何となく聴きたくなる作品でした。そこから選曲されているのが…
88年のデヴィッド・シルヴィアンのライブ。『Secrets of The Beehive』発表後に行われたソロでは初めてのツアーからの音源で、内容は素晴らしいですね。 デヴィッド・シルヴィアンはこの頃にはすでにビジュアル系から見た目は脱していて、それが旧来の女性フ…
2枚目。音質の改善は今後聴き返す機会を増やしてくれそうです。前回との違いはボーナストラックでアムステルダムの音源が入っていることですが、こちらの音質も言われるほど悪くはありません。とにかく前回が粗悪だった、ということでしょう。 ジャパンの場…
ジャパンの解散ライブは以前も発売されていますが、その音質の悪さにガッカリされられました。今回のリリースでは音質面の改善のみが注目点。早速聴き比べてみましたが、そこは無事解決しています。本当に前回のものは粗悪品レベルでしたね。この程度の音質…
最近は坂本龍一のサウンドストリートをずっと聞き返しているんですが、丁度始まったのが81年の4月から、ということでジャパンの話がよく出てきます。 その中で『孤独の影』に入っている「Taking Islands In Africa」という曲について、まずデヴィッド・シル…
こちらは89年『Oranges & Lemons』発売後にアメリカのFM局で行ったアコースティック・ライブの音源を集めたもの。以前からブートでは耳にしていましたが、これは本当に最高の演奏です。 MTVのアンプラグドという番組はこのXTCの演奏がヒントになっているとい…
XTCがライブ活動を辞めてしまったのはアンディ・パートリッジのステージ恐怖症が原因といわれていますが、まさにそのツアーの音源がこちらとなります。音質は悪いですが、資料的な価値は高い。『English Settlement』が発売された、82年の2月に行われている…
2枚目のディスクには1枚目に入りきらなかった4曲と、ボーナストラックとして17曲ものライブ音源が入っています。これは約1年前の1980年2月のサンフランシスコのライブ音源ですので、もう別のライブとの2枚組というに等しい構成。『Black Sea』のリリースが19…
XTCのライブ音源が3種類リリースされました。まずは81年のライブから。 時期的には『Black Sea』発売後、ということで曲目も『Black Sea』とその前作『Drums And Wires』からのものが中心です。XTCが突っ走っていた頃のライブなので、演奏に勢いがあるし楽…
94年にリリースされたBBCのライブ音源集。XTCがライブをやめたのが82年ですので、その後の音源があること自体が貴重なんですが、結構ブートレグで既出だったりするので発売当時は余り新鮮味はありませんでした。 とはいえ、89年の『Oranges & Lemons』の頃の…
XTCの初期作品はあまり聴いていなくて、どうしても3rd以降、という印象が拭えないんですが、その原因は何度も指摘している通り、バリー・アンドリュースの存在が大きいと思っています。 この作品は78年リリースの2ndアルバムですが、一応持ってはいたものの…
XTCのいわゆるB面集。シングルのB面やカップリング曲を集めたコンピレーションで、80年代にリリースされた正規録音版でアルバム未収録の音源は、変名バンドも含めてほぼ網羅されています。 ここからもこぼれ落ちる音源もあるにはありますが、それらはCD化の…
2000年にリリースされた今のところXTCの最新作にしてラスト・アルバム。ここからもう20年以上経っているなんて信じられません。 前作が『Apple Venus』のアコースティック・サイドだとすると、こちらはエレクトリック・サイド。元々は2枚組でリリースされる…
99年リリースの荘厳な作品。7年ぶりに出る新作、ということで発売当時は会社の帰りに購入してCDウォークマンで山手線の中で最初に聴きました。それで出てきたのが水滴の音と弦楽器のピチカート。始まった音楽はオーケストラ、ということでこれは驚きましたね…
84年リリースの7作目。このアルバムもよく聴きましたが、やはり今ひとつ煩めなのと、硬質な音の質感が若干耳を遠ざけたことは否めません。それでもやっぱりこの時期のXTCは神がかっているので全てが名作。冒頭の「Wake Up」からして音の仕掛けを施して聴き手…
ここからしばらくXTCの聴き直しに入ります。まずは83年リリースの6作目。 この作品は自分がXTCをリアルタイムで聴き始めた頃のアルバムなので非常に思い入れも深い。結構地味な作品と言われていますし、この頃からXTCはライブ活動をやめてしまったので、かつ…
付属のブルーレイには沢山のコンテンツが入っていて、とても一度には聴ききれないですが、やはり一番の目玉は未発表曲集ということで、ここだけでも18曲も入っています。 『Oranges & Lemons』の頃はCDシングルがリリースされて、その中に何曲かデモトラック…
89年リリースのこの作品は、発売当時何度聴いたか分からないくらい聴き込みましたので、既に自分の体の一部のようになっています。 2015年にスティーヴン・ウィルソンのサラウンド・ミックスによる再発がなされた際には、ブルーレイ・ディスクがソニー製で再…
最後はバッキング・ミュージシャンとしてはっぴいえんどのメンバーが参加した音源を集めたディスクです。これも、はっぴいえんどというバンドを立体的に捉える良い参考資料となっています。 ここで考えたことはたった一つ。「大滝詠一はフロントマンである」…